「全肯定します」の落とし穴|ご相談者さまが本当に求めているのは・・・


■「全肯定します」というサービスの誤解

ココナラ電話相談では
「全肯定します」というサービスをよく見かけます。

もちろん、弱っているときに優しく肯定されるのは
救われる瞬間もあります。

でも──
決して、全肯定していれば売れるわけではありません。
ここを誤解してしまうと、信頼を失うこともあるんです。

むしろ、ご相談者さまの中には
こんなふうに感じた方も・・・

「全肯定しておけばいいと思われてる気がして、不快でした」
「本気で向き合ってくれてない感じがして、むなしくなった」

「大人としての意見を聞きたいのに、当たり障りのない返事ばかりだった」

これは、他のサービスを利用したご相談者さまから実際に届いている声です。


■全肯定は「優しさ」に見えて、時に「逃げ」になる

全肯定は、一見優しさに見えます。
「否定しないことで、ご相談者さまを傷つけないようにする」
その考え方自体は悪くありません。

でも、

なんでも肯定すること=その人を大切にすること
ではありません。

耳心地のいい言葉だけが続くと、ご相談者さまはこう思います。

「この人、本当に話を聞いてくれてる?」
「はいはい、肯定しておけばいいんでしょ?って伝わってくる」

ご相談者さまは、私たち出品者が思う以上に敏感です。
こちらの本気度なんて、一瞬で見抜けます。

だから、ただ全肯定するだけの対応だと
その違和感がすぐに伝わってしまうのです。

「話し相手」は心を扱うお仕事。
だからこそ、小さな違和感ほど深く刺さるのです。


■ご相談者さまが本当に求めているもの

驚かれるかもしれませんが、
ご相談者さまの多くは 全肯定を望んでいるわけではありません。

届く本音は、むしろこうです。

「必要ならちゃんと指摘してほしい」
「大人としての意見が聞きたい」
「ゆっこさんは感じたことを正直に言ってくれるから嬉しい」
「ただの慰めじゃなく、誠実に向き合ってほしい」

つまり、求められているのは

なんでも肯定してくれる人ではなく、
尊重しながら、正直に向き合ってくれる人

ここを理解している出品者ほど、リピート率は高くなります。


■全肯定だけで、人は前に進めるのだろうか?

全肯定は否定をしない反面、
ご相談者さまが進むべき方向を見失わせてしまうこともあります。

・気持ちの整理ができない
・客観的な視点がほしい
・行動の方向性を確認したい

そんな時に「全部OKですよ」と返されても、
ご相談者さまは前に進めません。

誠実に向き合うとは、ただ優しいことではなく、
必要なときは言いにくいことも伝える勇気

もちろん、言葉の選び方は大切ですけれどね。(´ω`)


■実際のリピーターさん達の声

いただく声の中で多いのは、こんな言葉。

「ゆっこさんは、感じたことをそのまま言ってくれるから信頼できる」
「大切だと思ったら、ハッキリ伝えてくれるのが嬉しい」

これは決して
思ったことを何でも言うという意味ではありません。

・お相手を尊重し
・その方の人生を大切に扱い
・必要があれば、そっと別な視点もあることを伝える

そんな向き合い方が、信頼につながっているのだと思います。


■まとめ:優しさと誠実さ、その両方を持つ人が選ばれる

全肯定が悪いわけではありません。
必要な場面もあります。

ただ、
全肯定“だけ”では、信頼は積み重なりません。

ご相談者さまが本当に求めているのは、
「あなたの未来のために、何が必要なのか考えてくれている人」

話し相手という仕事は、
言葉そのものより、
“その言葉がどんな気持ちで届けられたか” が大切です。

だからこそ、
優しさと誠実さ、その両方を持つ人が
長く選ばれ続けるのです。

もし今、
「全肯定します」というサービスが伸びていないのだとしたら・・・

あなたの元に来る方々が望んでいるものは、
全肯定ではないのかもしれません。

心当たりがあるのなら、一度立ち止まって見直してみてください。

たったそれだけで、相談の質もリピート率も
一気に変わることがあるんですヨ。(*˘︶˘*)